特集
社長のための「中小企業のキャッシュフロー計算書」
読み方・生かし方
~借金体質に陥らないキャッシュフロー・マネジメントとは~
キャッシュフロー計算書は、会社の真実を映し出す貴重な資料ですが、中小企業ではあまり積極的に活用されていません。
中小企業の多くは、キャッシュフロー計算書の代わりに「資金繰り表」を作成しています。筆者が知るところでは、使い慣れた資金繰り表を重視する一方で、キャッシュフロー計算書はノーチェックという会社が少なくありません。
このようにキャッシュフロー計算書が活用されない背景には、資金繰り表との違いが十分理解されていない点があると考えられます。
そこで本稿では、「なぜ中小企業の経営にキャッシュフロー計算書が必要か(なぜ資金繰り表では不十分なのか)」という点を、事例を交えて具体的
にお伝えしたいと思います。
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- キャシュフロー計算書とは?
- キャッシュフローのお手本は“日高屋”
- 最大の恩恵は「事業活動と借金の分離」にある
- キャッシュフローを見ないとどうなるか?
- キャッシュフローの確認を怠ったケース
- まずは2期分のBSで感覚をつかもう
- キャッシュフロー計算書(間接法)の概要
- キャッシュフロー計算書で資金繰りを分析する
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