アクセス埼玉 2020年12月号

特集

経営をデザインする~未来の顧客に提案する新しい価値とその実現をデザインする~

新型コロナウィルスの感染拡大と外出自粛の影響で売り上げが減り、資金繰りが苦しい中小企業が増えています。一方で、新型コロナウィルスの感染拡大以降、全国企業の倒産件数は前年同月比で同等程度ですが、何と5月に至っては、54.8%と大幅に減少しています。定性面(景気悪化)と定量面(企業の倒産件数)のかい離がなぜ起きているのか。それは、政府による中小企業向けの資金繰り支援制度によって一時的に資金が増えているからです。
当経営デザイン分科会で経営支援をしている中小企業の社長は、3年間実質無利子で融資が受けられることに対して「あんな契約書は初めて見た。一部の中小企業の社長の間では『コロナバブル』が起きている」と言っていたそうです。そう、中小企業にとって、今は「バブル」なのです。そして、いつか必ずバブルの終しゅうえん焉がやってきます。恐らく12月以降、倒産件数が大幅に増加することでしょう。

      • 今、大切なこと
      • 経営をデザインする
      • 経営デザインシートを使って思考を広げる
      • 経営デザインシートの使い方
      • 埼玉県企業における経営デザインシート作成支援の先行事例
      • 経営をデザインしたいときは