東京では、過去100年間で3.3℃の平均気温上昇が観測され、健康に及ぼす影響として熱中症は今や社会問題化されています。この熱中症を緩和する手段、そしてヒートアイランド対策として【クールスポット】を開発しました。
気候変動に伴う気温上昇が継続し、都市化によるヒートアイランド現象の影響で、都市における気温上昇が深刻化しています。特に東京オリンピックや大阪万博など、大型屋外イベントに向けての暑熱対策が急務となっています。
開発品説明
開発概要
体感温度を下げる効果として挙げられる、
・皮膚に直接当たる空気に放射して皮膚を冷やす【対流】
・周りのものに熱を放射することで皮膚を冷やす【放射】
・汗が蒸発するときに皮膚から気化熱を奪い皮膚を冷やす【蒸発】
以上3点の効果を、複合的に組み合わせた装置を開発しました。
特徴
ヒートポンプで冷温水を生成してベンチを冷やす、新しいタイプのクールベンチです。 潜熱蓄熱材(PCM)によってヒートポンプを止めても、座面が20~25℃で長時間保たれます。 クールベンチに取り込まれた周囲の空気はベンチ中央のピラー内部を通り、ピラー表面から吹き出します。その際、冷えたピラー表面と熱交換をし、涼風となって周囲温度を下げます。 更に、背凭れからはピラー部と同じく涼風が吹き出し、座面はピラー部の結露水が座面裏側に滞留し伝熱により直接、使用者を冷やします。 太陽光発電や地中熱システムとの連携で、省エネ化・CO2削減が可能です。 |
クールベンチ |
用途
客が多く参集し、暑熱対策および熱中症対策が求められる場所に適しています。
屋外イベント場、駅前広場、テーマパーク、ショッピングモール、オープンカフェ、バス停、駅ホーム、ゴルフ場、建設現場など。
※冬季においては、ウォーム・スポットとして使用できます。
お問い合わせ先
株式会社 ネギシ
所在地
〒362-0006 埼玉県上尾市錦町24番地-1
連絡先
TEL:048-772-0933 HP:http://www.negishi-nhm.com