公社では、埼玉県が整備をしている「SAITAMAロボティクスセンター(仮称)」の令和8年度末の開所に先駆け、ロボット開発や社会実装を促進することを目的に、セミナーおよび研究会を開催しています。このたび公社では、「令和6年度埼玉ロボネット分野別研究会(フード編)」を開催しました。
当日は、食品・外食分野におけるロボット開発事例のご紹介、参加者同士による意見交換や企業間連携の円滑化などに関するワークショップを実施しました。
開催報告概要
1 日時
令和6年12月12日(木)13:30~16:30
2 会場
新都心ビジネス交流プラザ4階会議室(さいたま市中央区上落合2-3-2)
3 参加者数
14名
4 主な内容
▶講演 13:30~14:35
1 「飲食業界へのロボット導入がなぜ難しいのか」 13:35~14:05
株式会社Zen-Sai
代表取締役 五十嵐 俊昭 氏
【 内容 】
工場などでは昔からたくさん使われているロボット(特に多軸ロボット)が飲食業界ではなぜあまり普及していないのか、ロボットシステムを開発しているエンジニアの視点から考えた要因を解説いただきました。また、携わった導入事例のなかで、飲食業へロボットを導入するとどのようなトラブルや苦労があるのかをご紹介いただき、ご講演を通して、今後の飲食業へのロボット導入に向けた展望、業界の未来の在り方を考えました。
2 「純国産 配膳ロボットBUDDY 現在と将来展望」 14:05~14:35
SOCIAL ROBOTICS株式会社
代表取締役社長 浅野 滋 氏
【 内容 】
ロボット大国日本において、街中で目にするのは海外勢のロボットばかり。SRの取り組み・製品の御紹介と現在の軽量搬送ロボットの市況、海外勢の動向、補助金の状況、飲食店以外の活用可能性など、お持ち込みをいただいた実機を交えてご講演いただきました。
▶ワークショップ 14:45~15:55
登壇者を中心に複数グループに分かれ、ファシリテーター主導のもと、ロボット開発に繋がるご意見・アイデア出しや、企業間連携の円滑化などに関するディスカッションを行なっていただきました。
▶名刺交換会 15:55~16:30
公社コーディネーターも交わり、ご登壇者や他の参加者の方とご自由に交流いただきました。
5 対象
ロボット産業に関心・興味のある企業、ロボット開発関連企業及びロボット活用企業等(予定含む)、食品・外食関係事業者等
6 参加費
無料
7 主催
公益財団法人埼玉県産業振興公社
お問い合わせ先
新産業振興部 技術開発支援グループ
〒338-0001 埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2 新都心ビジネス交流プラザ3F
TEL. 048-711-6870 FAX. 048-857-3921
メール: robo@saitama-j.or.jp