新型コロナウイルスは、これまでの生活を一変させ、経済に甚大な影響を与えただけでなく、人々の意識・価値観にも大きな変化をもたらしました。生活様式・社会構造等が急速に転換する中、企業には、変化する市場ニーズに柔軟に対応し、SDGsへの取り組みを含めた新たな企業経営が求められています。
本ワークショップでは、ポストコロナ社会において、自社の現状・将来像・移行戦略の見える化に役立つ「経営デザインシート」の作成ワークショップを行いました。
参加者からは「新たなひらめきがうかびました」「時代の流れ、将来の需要に関するヒントを得られた」などの感想をいただきました。
※経営デザインシートとは
内閣府知的財産戦略推進本部が公表。
企業の持続的成長のため、自社の存在意義を意識した上で「これまで」を把握し、長期的な視点で「これから」のありたい姿と、それに向けての戦略を練るためのシート。
知的財産は企業のビジネスモデルと結び付いてこそ価値を生むという認識から、企業のビジネスモデル変革を促すツールとなっている。
開催概要
■日時
①令和2年7月20日(月)13:30~15:30
②令和2年7月27日(月)13:30~15:30
③令和2年8月 4日(火)13:30~15:30
■会場
埼玉県産業振興公社 北与野事務所 小セミナールーム(さいたま市中央区上落合2-3-2)
※③はWeb会議システム(Zoom)を使用し、各自PCからご参加いただきました。
■対象
・県内中小企業の経営者・管理者・県内中小企業支援機関
■参加者
・計9名
■参加費
・無料
■ワークショップの様子
ヒロパートナーズオフィス
代表 五島 宏明 様 |
会場の様子 |
Web形式(③)では経営デザインシートを共有し、参加者間で活発な意見交換が行われました。中には新規事業の提案など、興味深い議論が交わされました。 |
■講師
①株式会社シクロ・ハイジア 代表取締役CEO 小林 誠 様
<講師プロフィール>
国際特許事務所、監査法人、M&Aアドバイザリー会社を経て現職に至る
知的財産が重要となる製造業およびICT業界におけるグローバル知財マネジメント、移転価格税制対応、知財組織体制マネジメント、知財戦略コンサルティング、 IPランドスケープ、新規事業開発、オープンイノベーション・企業アライアンス支援等に従事。官公庁・地方公共団体・大学・公的研究機関等のパブリック案件、中小・ベンチャー・スタートアップ企業支援、地方創生案件等にも携わる。鮫島正洋弁護士との共著『知財戦略のススメ』を代表作に、『IPランドスケープ経営戦略』等、著書・論文多数。「グローバル知財戦略フォーラム」でのモデレーターや、「IPBC Asia」でのスピーカーを務めるなど講演実績多数。
②ヒロパートナーズオフィス 代表 五島 宏明 様
<講師プロフィール>
一般社団法人日本知財学会 経営デザイン分科会 幹事を務め、経営デザインシートの普及・啓発を行う。
また、中小企業診断士としてブランディング支援を主軸に事業再生・事業承継・知的資産経営・M&Aに関わるコンサルティング等、年間300社以上の経営相談を行い、セミナーも全国各地で多数行う。
③ディスプロ株式会社 代表取締役 桑原良弘 様
<講師プロフィール>
精密部品製造企業や開発コンサルティング企業を経て、中国経済産業局特許流通アドバイザーとして、地域経済政策の活性化と開発テーマの事業化・知的財産活用を支援。
そのほか特許庁の地域中小企業知財経営基盤定着支援事業や、特許庁の外郭団体である工業所有権情報・研修館(INPIT)のグローバル知財人材育成プログラム開発事業等にも参画。
中小企業が自社の強みを見つけ、その強みを活かした新事業・新商品等の新しいビジネス開発を行うための支援を幅広く取り組んでいる。
(公財)埼玉県産業振興公社
新産業振興部 産学・知財支援グループ
〒338-0001 埼玉県さいたま市 中央区上落合2-3-2 新都心ビジネス交流プラザ3階
TEL. 048-621-7050 FAX. 048-857-3921