次世代自動車支援センター埼玉が主催する「軽量化研究会」では、次世代自動車の重要課題である車両の軽量化をテーマとして、最新の技術情報や先進企業の取組みなどを紹介しています。
今年度最初の研究会では、新しい造形方法として注目され、軽量化にも寄与する3Dプリンティングをテーマに取り上げました。今回は、3Dプリンターで製作した「プレス樹脂型」「ブロー成形樹脂型」「真空成形樹脂型」など5点を会場内に展示し、参加した皆様は休憩時間や講演後、製品を手に取りながら活発に意見を交換していました。
<テーマ>「ここまで来た3Dプリンターの進化」
開催日時:平成30年6月6日(水)13:30-16:30
場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室C
参加者:19社24人
内容
1 軽量化研究会の紹介 および 参加企業の自己紹介
次世代自動車支援センター埼玉 技術開発コーディネーター 乙部 豊
2 「3Dプリンティングの基礎とその将来動向」
<講師>
横浜国立大学 成長戦略研究センター
連携研究員 萩原 恒夫 氏
<プロフィール>
1974年帝人(株)に入社後、東京研究センターにて感光性樹脂、導電性高分子の研究に従事。1994年より帝人製機(株)、
シーメット(株)にて光造形用樹脂の研究開発に携わる。2010年より東京工業大学大学院産官学連携研究員(山形大学工学部客員教授を兼任)。現在、横浜国立大学成長戦略研究センター連携研究員。理学博士。
3 「最新の3Dプリンターと活用事例」~広がり続ける3Dプリンターの活用範囲~
<講師>
アルテック株式会社 第2産業機械事業部 デジタルプリンタ営業部
3Dプリンタ営業課/課長 アプリケーションエンジニア 立山 豪 氏
<プロフィール>
2001年アルテック(株)に入社。 2012年3Dプリンタ営業課に配属後、アプリケーションエンジニアとして営業担当者に同行し、3DプリンターのHW/SW情報や活用事例の紹介、最適な樹脂と機種選定まで幅広くアドバイスを行っている。また、年間30回以上の社内外の講演やセミナーにおいて講師を務める。
冒頭、次世代自動車支援センター埼玉の役割と3Dプリンターの動向について説明しました。
次世代自動車支援センター埼玉 |
会場の様子 |
3Dプリンターで造形した製品を手に取って確認する参加者 | 参加者の質問に答える萩原氏(右)と立山氏 |