県内中小製造業のIoT人材の育成を目的として、実践的なIoT化を支援する活動として「IoT活用と現場改善研究会」を開催しました。
日 時:平成29年6月13日(火)13:30~16:50
場 所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室A
参加者:4社16名
1 研究会のねらいと進め方(説明者:三神コーディネータ)
IoTコーディネータの三神から本研究会の進め方を説明しました。
本研究会は、各社のチームメンバーが主体となって生産現場にIoT機器を導入して企業体質強化に取り組む活動であり、定期的にコーディネータが訪問して活動をサポートしていきます。生産性向上に取り組むだけでなく、実践的な小集団サークル活動を通じてIoT人材の育成にも繋げていきます。IoT導入は成長を目指す企業にとって重要なキーワードの一つでもあり、既に取り組んでいる中小企業も多くあります。
研究会に参加の皆様は、自社の活動だけでなく定期的に実施する合同研究会を「各社の報告を教材とした学び合う場」として有効に活用してほしいと伝えました。
IoTコーディネータ 三神哲夫
2 参加企業の会社紹介及び名刺交換会
研究会に参加している4社の代表の方々に自社の会社紹介をしていただきました。
上板塑性(株) 様 三協ダイカスト(株) 様
2 IoTセミナー
テーマ:難しく考えないIoTの活用
近年、データ収集の技術分野は急速に進歩している。通信信頼性も向上し、しかも小型・安価で多様な電子機器が普及している。しかし、IoT導入を阻む要素として「ノイズに弱い」という側面もあるが、まずはIoT機器でデータを取ることから始めてみて、その収集したデータを改善活動に役立ててほしい。当社でも、長年培ってきた技術力を活かしてお手伝いすることが可能です。
武蔵通産(株) の徳山氏(左)と代表取締役の服部氏(右)
3 現場改善活動 展開の手引き (三神コーディネータ)
これから活動を進めていく上で必要なリーダーとしての役割と心得、KKD(経験・勘・度胸)ではなくデータに基づいた実際の活動、各種QC手法、報告資料のまとめ方等について、コーディネータから説明をしました。
4 事務局からの連絡
公社としても、定期的に巡回をしながら支援をさせていただくが、活動をしていく上で、課題、疑問等がでてきたら気軽に相談してほしいことを伝え、第1回を終了しました。
終了後、武蔵通産のIoT機器の説明に、参加企業の方々が集まりました。
民間企業において長年に渡り培った能力・知見・経験等を活かして、IoT相談に対応しますので、お気軽にご連絡ください。詳しくは以下のアドレスをご参照ください。
http://www.saitama-j.or.jp/iot/
(公財)埼玉県産業振興公社 新産業振興部IoT・技術支援グループ
〒338-0001 埼玉県さいたま市 中央区上落合2-3-2
TEL:048-621-7051 FAX:048-857-3921
e-mail:iot@saitama-j.or.jp