次世代自動車支援センター埼玉では、県内の自動車産業に関わる企業の技術力強化を支援するため、「次世代自動車技術講演会」を開催し、最新の技術情報や技術動向を紹介しています。
今回は、『自動車の将来と社会交通システムの将来展望』をテーマとし、2050年代を見据えた自動車の将来、および自動車をとりまく社会交通システムの変化についてのご講演いただきました。両講演ともに大変興味深い内容で、今後の日本のものづくりにとっても変革が求められていることを感じました。22社27人にご参加いただき、講演会終了後も数人の参加者と講師との活発な意見交換が行われました。
日時:2017年11月21日(火) 14:00~16:30
場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室C
技術講演会
講演1
「2050年を見据えた自動車の環境・エネルギー技術への提言」
早稲田大学 研究院 次世代自動車研究機構
特任研究教授 大聖泰弘 氏
【プロフィール】1976年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了、1985年より同理工学部教授。エンジンの燃焼技術や排気浄化、新燃料の利用技術に関する研究。EV、HEV、FCVの製作と性能評価を手掛ける。自動車技術会副会長(2004~2006年)、国際自動車学会連盟(FISITA)副会長(2008~2012年)を務める。現在、早稲田大学研究院次世代自動車研究機構にて特任研究教授。
講演2
「自動車社会の将来」
~ITS、ICT、IoT、自動運転、他の動向から考える~
早稲田大学 環境総合研究センター
参与・招聘研究員 石 太郎 氏
【プロフィール】1969年、日産自動車(株)入社、エンジン開発に従事。1990年、米国日産自動車製造会社へ出向。1993年、日産自動車交通研究所所長、ITSや交通システムについての研究。1996年、VERTIS(現ITS Japan)へ出向、ITS世界大会など、国際関係の業務に従事。 2001年、早稲田大学環境総合研究センター、参与および招聘研究員として招聘。その後も、ITS Japanアドバイザーとして、日本のITS普及に貢献、ITS世界大会にてITS功労者表彰受賞、ITSアジア太平洋地域フォーラムにて組織委員会委員など、ITSの普及進展のために活躍されている。
<<パンフレット>>