次世代自動車産業支援

平成30年度 第4回 モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会を開催しました【開催日:2月6日】

日時:2019年2月6日(水)13:30~17:00
場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室C

次世代自動車支援センター埼玉では、県内の自動車産業に関わる企業の技術開発力強化を支援するため「モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会」を開催しております。
近年、EVやハイブリッドなどさまざまな方式の自動車が実用化されていますが、今回の技術セミナーでは、「最新のパワエレ技術」をテーマに2名の講師を迎え、「自動車電動化コンポーネント技術の要点と将来課題」と「WBGパワー・デバイスを使用した短時間過負荷対応モジュール」について講演していただきました。
日立オートモティブシステムズ株式会社の宮崎英樹主管技師は、電動化コンポーネントであるモータ・インバータ・バッテリと、関連する制御・充電器等の技術に関し要点を紹介し、将来のコンポーネントが目指すシステム指向・モジュール化に向けた課題を議論。サンケン電気株式会社の谷澤秀和氏には、同社が着目している短時間過負荷に対応した小型なパワーモジュールの技術や熱解析技術などを紹介していただきました。
第一部の技術セミナーには、47名(32社)が参加。アンケートでは、特に参考になった情報として「電動化コンポーネントのモジュール化」「SiとSiCの性能・機能の比較が数値データで示されていたため、分かりやすかった」などが挙げられました。

<パンフレット>

第一部 <技術セミナー>

講演1

「自動車電動化コンポーネント技術の要点と将来課題」


日立オートモティブシステムズ株式会社
パワートレイン技術開発部
主管技師 宮崎 英樹 氏
【プロフィール】1983年、株式会社日立製作所日立研究所に入社。インバータの回路・デバイスの技術を研究し、家電・産業・電力・自動車の分野でインバータ製品の開発に従事。2011年、日立オートモティブシステムズ株式会社に異動し、現在まで電動化の先行開発に従事。モータ・インバータ技術と共に、制御・ソフト、モデリングなどの技術開発に携わる。

講演2

「WBGパワー・デバイスを使用した短時間過負荷対応モジュール」


サンケン電気株式会社
プロセス技術統括部
谷澤 秀和 氏

【プロフィール】2004年、サンケン電気株式会社に入社後、パワー半導体のパッケージ設計に従事。2012年よりNEDOプロジェクトに参加し、SiC高温実装技術の研究に従事。現在はSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)に参加。

第1部の様子


座長                                                 会場の様子
次世代自動車支援センター埼玉
技術開発コーディネータ
大和 明博

第二部 <技術討論会及び研究会会員企業の得意技紹介>