デジタル・技術支援

令和3年度 第2回 AI・IoT普及セミナーを開催しました。 【開催日 6月23日(水)】

公益財団法人埼玉県産業振興公社では、主に埼玉県内の中小製造業がAI・IoTを活用する際に参考となる情報を提供するため、AI・IoT普及セミナーを開催しています。

第2回目となる今回は第1部では、株式会社 牧野フライス製作所の藤田様より、「工作機械から小さく始めるデジタルトランスフォーメーション」と題し、ご講演頂き、今の設備をそのままに、デジタル技術で生産を大きく変革(トランスフォーメーション)するアイデアをご紹介いただきました。

第2部では、「令和2年度のAI・IoT・ロボットシステム導入トライアル補助金」の成果発表として、①株式会社フロロコート 飯野様、②栄電子工業株式会社 鈴木様、③サンライズ工業株式会社 松下様にご講演頂きました。また、公社コーディネーター西村より、「DXのための経営戦略策定支援について」と題し、経営デザインシートのご案内をいたしました。

セミナー参加者からは、「牧野フライス様の講演は、将来の機械加工の在り方を表しているようで参考になりました。」、「各社の事例は非常に参考になった。」、「サンライズ工業様の取り組みは現実的に試算されており、とても参考になった。」、「各講演者は具体的で現場での苦労話を含め分かりやすく丁寧に話されていた。」といったお声を多数いただき、大変好評のうちに終了しました。

開催概要

■テーマ  :「工作機械メーカー」や「導入事例」から学ぶデジタル活用技術

■日 時  : 令和3年6月23日(水)13:30-16:00

■実施形式: Zoom社のウェビナーを使用したライブ配信

■対 象 : 埼玉県内の中小製造業の経営や実務者等

■参加者 : 127名(96社)(YouTube期間限定視聴[6/24~6/30]も含む)

■参加費 : 無料

内容

第1部 13:30~14:30

 「工作機械から小さく始めるデジタルトランスフォーメーション」

<講演内容>
生産性の向上にはデジタルに「仕事を任せられるか」どうかが鍵です。今の設備をそのままに、デジタル技術で生産を大きく変革(トランスフォーメーション)するアイディアをご紹介いただきました。

<講演者>
株式会社牧野フライス製作所 執行役員 CDO
S.I.T.本部 本部長 藤田 祥 氏

第2部 14:40~15:55

 「工場設備の異常予知と稼働状況の見える化を実現するIoT管理システムの導入」

<講演内容>
広範囲に設置されている異種設備6基の稼働状況の見える化と一元管理を実現した工場管理近代化の取り組み、及び簡便な設備異常予知システム構築の工夫をご紹介いただきました。

<講演者>
株式会社フロロコート 生産技術部 課長 飯野 敏夫 氏

「AI画像認識による外観検査の半自動化」

<講演内容>
微細なプリント基板の金メッキ処理品の検査には熟練検査員が不可欠ですが、負担の高い作業が集中してしまうことが課題でした。そこで『人に頼らない検査体制』構築を目指しAI画像認識検査システムを開発しました。今回はこの経験をご紹介いただきました。

<講演者>
栄電子工業株式会社  開発室 室長 鈴木 隆 氏

「「協働ロボットを使用した熱交換器用アルミフィン自動積層システム」」

<講演内容>
外部メーカーにて手作業で行っていたアルミフィンの積層作業を専用開発した材料自動供給装置とロボットの組み合わせで完全自動化、内作も取り入れて生産リードタイムを大幅改善させました。

<講演者>
サンライズ工業株式会社 工場長 松下 幸造 氏

 

(公財)埼玉県産業振興公社

新産業振興部 デジタル・技術支援グループ

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