次世代自動車支援センター埼玉では、県内の自動車産業に関わる企業の技術開発力強化を支援するため「モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会」活動を行っています。
今回の技術セミナーでは『モータを中心とした電動化の進化』をテーマに2名の講師をお招きしました。
日産自動車株式会社 パワートレイン・EVコンポーネント開発部の佐藤義則主管は、日産自動車における電動化の取り組みや、モータの主要構成部品に必要な要素技術を紹介するとともに、2010年に発売したNISSAN LEAF以降、継続的に投入してきたモータ・インバータの技術を解説。
MUコンサルティングの上田稔技術戦略アドバイザーは、二輪車の電動化に焦点を当て、各国の法規/政府方針/業界動向等からその実態と問題点を浮き彫りにし、電動化の可能性と対応の方向性を示唆しました。
第1部の技術セミナーでは、49名(37社)の皆さんにご参加いただき、アンケートの回答では「大変満足」または「満足」の合計が100%となりました。
また、第2部の研究会会員メンバーによる討論会では、講師のお2人にも加わっていただき専門的な内容にも踏み込んだ意見交換が行われ、大変有意義な研究会となりました。
■ 日時:2019年9月10日(火)13:30~16:30
■ 場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室B
パンフレットはこちら
第一部 <技術セミナー>
講演1
「日産自動車における電動車用モータの取り組み」
日産自動車株式会社 パワートレイン・EVコンポーネント開発部
モータ・ギアボックス開発グループ
主管 佐藤 義則 氏
【プロフィール】1991年入社。2000年よりパワーエレクトロ二クス技術開発に従事。LEAF向けインバータの開発を担当した後、2014年より主管としてEVおよびe-POWER向けモータ・インバータの製品開発をマネジメント。2019年からは、モータの開発およびインバータ・ギアボックスを含む電動パワートレイン先行開発を担当。
講演2
「小型二輪車産業の将来」」
~アジアモータリゼーションを担う二輪車の電動化動向と可能性~
MUコンサルティング 自動車技術ビジネスサポート
技術戦略アドバイザー 上田 稔 氏
【プロフィール】1982年本田技術研究所入社、二輪車の燃料供給系の開発一筋にキャブレターからFIへの変遷をリーディング。世界初の50CC FIやFLEX FUELシステムの開発責任者。2010年からケーヒンに転籍後も技師長として二輪車を主体にパワープラントの技術/事業戦略の責任者として従事。2019年4月退職。現在技術コンサルタント。
第二部 <技術討論会>
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