次世代自動車産業支援

令和元年度 第3回 モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会を開催しました (11月13日)

 

次世代自動車支援センター埼玉では、県内の自動車産業に関わる企業の技術開発力強化を支援するため「モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会」活動を行っています。
今回の技術セミナーでは『水素社会に向けた燃料電池車の現状と今後』をテーマに2名の講師をお招きしました。
第1部の技術セミナーでは、41名(35社)の皆さんにご参加いただきました。
また、第2部の研究会会員メンバーによる討論会では、講師のお2人にも加わっていただき専門的な内容にも踏み込んだ意見交換が行われ、大変有意義な研究会となりました。

■ 日時:2019年11月13日(水)13:30~16:30
■ 場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室

第一部 <技術セミナー>

講演1

「FCVの開発と初期市場の創出~水素社会を目指して~」 

トヨタ自動車株式会社 先進技術統括部

担当部長 河合 大洋 氏

【<概要>
 2019年夏までに、国内・米/加州・欧州で合計9000台以上のFCV/MIRAIが市場導入され、FCバス/SORAも2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け100台規模の導入が始まりました。日本、米国、欧州各国に加え、中国での取組が活発になっています。本講演では、日本、欧州、米国、中国などにおける水素、FCVに関わる現状と課題、今後の方向性について説明されました。

<プロフィール>
 1978年、トヨタ自動車入社。エンジン先行開発、欧州駐在、基礎・先行開発企画業務を経て、2001年~2012年6月までFC開発の部長。2012年6月から、先進技術統括部 担当部長としてFCV市場導入の企画・渉外活動、他社との協力体制構築を担当し、現在に至っています。

講演2

「水素エネルギー社会への取り組み」

日本エア・リキード株式会社
水素エネルギー事業部 事業推進部

マネージャー 谷水 賢史 氏 

<概要>
水素は輸送部門のエネルギー転換における解決策の一つとして更なる注目を集めています。エア・リキードは50年以上にわたり、水素の製造から貯蔵、供給に至るバリューチェーン全体における専門技術を培ってきました。本講演では、水素ステーションの整備を通じたエア・リキードの取組と現状を紹介します。

<プロフィール>  
 1998年、日本エア・リキード入社。水素ステーションの整備をはじめとした水素エネルギーの事業推進を担当。2015年より現職、企画・開発、関係自治体等との折衝、需要創出等を担当。複数の水素ステーションの立ち上げ、事業可能性調査に従事し、現在に至っています。

第二部 <技術討論会>

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