人材育成

令和元年度 高校生ものづくりコンテスト 化学分析部門 第11回埼玉県大会が開催されました(開催日:令和元年6月22日(土))

6月22日(土)、川越工業高等学校において、
「令和元年度 高校生ものづくりコンテスト 化学分析部門 第11回 埼玉県大会」が開催されました。

県内の化学系の学科を持つ工業高校2校から8名の生徒が競技に参加しました。

課題は「キレート滴定法により試料水中のCa及びMgの定量を行うことにより試料水の各硬度を求め、測定結果報告書を提出する」というものです。


開会式の後、競技会場(同校内理科教室)に移動し、自分が使用する器具や試薬が揃っているか、不備がないかを入念に確認します。


競技上の注意点の説明後、競技開始です。


各選手に用意された実験台スペースにて、準備された器具を用いて分析を行い、所定の報告書を作成していきます。


競技開始と同時に一斉に作業に取り掛かります。

全員同じ課題に取り組んでいますが、手順は決められていないので、各選手のやりやすいやり方で作業を進めていきます。そのため、最初から器具を使用して実験を進める選手や、最初は調合分量の計算をする選手など、分析方法がまちまちなのが興味深かったです。


派手な動きは少ないですが、静寂に包まれた会場で2時間30分の熱い戦いが繰り広げられました。


最終的な分析結果を報告書にまとめて提出しますが、報告書で差がつかなければ作業態度や技術度、完成度も評価対象になりますので、片時も気が抜けません。

全ての作業を終えたら挙手して審査員に申告します。報告書を提出して競技終了です。

審査員による厳正な集計・審査の結果、優勝者が決定しました。
閉会式にて上位入賞者の発表と表彰です。

【競技結果】
第1位:川越工業高等学校2年 吉野友人さんに 埼玉県知事賞(賞状)と副賞(コバトン人形)、トロフィー、盾が
第2位:久喜工業高等学校3年 早瀬友貴さんに 埼玉県産業振興公社理事長賞(賞状)と副賞(図書カード)、盾が
第3位:川越工業高等学校2年 藤崎綾乃さんに 埼玉県工業教育研究会会長賞(賞状)と盾が
贈られました。


上位受賞者2名が関東大会に出場します。
関東大会でも練習の成果を存分に発揮して、大いに活躍していただきたいです。

【公社では県内工業高校と連携し、ものづくり人材の育成を支援しております。】