埼玉県産業振興公社では、県内中小企業の新技術・製品の開発や販路開拓を支援しています。この度ロボット分野の支援を目的として、埼玉県農林部農業支援課、産業労働部次世代産業拠点整備担当と連携し、「埼玉県スマート農業×ロボティクスセミナー・展示会」を開催しました。
当日は22者の企業・団体による最新のスマート農業技術の展示を行うとともに、スマート農業技術に関するセミナー及び出展ブース見学ツアーを実施し、大変多くの方にご参加いただきました。
開催報告概要
1 日時
令和6年7月26日(金)12:00~16:00
2 会場
新都心ビジネス交流プラザ4階会議室(さいたま市中央区上落合2-3-2)
3 参加者数
出展企業・団体 22者
来場者 140名
4 主な内容
スマート農業に関するセミナー 13:00~15:40
講演1 | |
テーマ | スマート農業技術の導入効果と活用方策 |
講師 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
みどり戦略・スマート農業推進室 非常勤顧問 梅本 雅 氏 |
概要 | スマート農業技術の導入による経営的効果の状況や、スマート農機を装備する際の費用と採算規模、さらに、地域条件、経営条件に適合したスマート農業技術の活用の仕方と留意点について紹介。 |
講演2 | |
テーマ | マッスルスーツの開発と導入事例 |
講師 | 株式会社イノフィス
国内営業部 シニアマネージャー 塩野谷 実 氏 |
概要 | 東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィスが開発・販売する装着型のアシストスーツ「マッスルスーツ」シリーズの開発経緯から累計3万台出荷までの取組や導入事例、今後の展開について紹介。 |
講演3 | |
テーマ | スマート農業技術の開発実証プロジェクト イチゴ実証ほ場の紹介 |
講師 | つづく農園(茨城県常陸大宮市)
代表 都竹 大輔 氏 |
概要 | 令和2年から4シーズン、イチゴ栽培で使用できる比較的低コストなスマート農業機器の導入を行っています。今回は各技術を実際に導入してみてのメリットやデメリット、経営への影響などを生産者目線で紹介。 |
3名の講師より、支援機関・メーカー・農業者それぞれの視点から、最新のスマート農業についてご講演いただきました。参加者の皆さまからも「参考になった」との好評の感想を多数いただき、大変盛況なセミナーとなりました。
企業・団体展示 12:00~16:00
スマート農業技術を有する企業・団体(22者)による展示を行いました。
ブース見学ツアー
公社ロボット開発支援コーディネーターがガイド役となり、少人数のグループで出展ブース見学を3回開催しました。
5 対象
スマート農業技術の導入・普及に関心のある農業者、メーカー、農機具販売店、支援機関、行政等
6 出展・参加費
無料
7 主催
公益財団法人埼玉県産業振興公社
埼玉県農林部農業支援課
埼玉県産業労働部次世代産業拠点整備担当
お問い合わせ先
新産業振興部 技術開発支援グループ
〒338-0001 埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2 新都心ビジネス交流プラザ3F
TEL. 048-711-6870 FAX. 048-857-3921
メール: robo@saitama-j.or.jp