【創業者紹介】合同会社 居宅介護支援事業所あおば

〜組織の枠にとらわれず利用者に向き合いたくて〜

代表・介護支援専門員:元山 好江(もとやま よしえ)さん

起業概要

起業 2016年
起業年齢 59歳
起業資金 約100万円
業務内容 ケアプラン作成、要介護認定の調査
所在地 川越市

経歴

  • 公務員として働く
  • 27歳:結婚を機に退職し、子育てに専念
  • 37歳:ホームヘルパーとして介護の世界へ
  • 43歳:社会福祉法人や病院で働きながら資格を取得
  • 56歳:地域包括支援センター勤務時に、起業準備を始める
  • 59歳:地元の川越市で起業

マンスリースケジュール

  • 1〜10日:介護報酬請求のため、事務所でPC作業や書類のファイリング
  • 11日〜月末:電話でアポイントを取り、1日1~4人の利用者宅を訪問。徒歩や自転車で行くことも
  • 月1回のゴルフでリフレッシュ♪

保健所のポスターを見て30代後半から介護の世界へ

子育てが一段落し、やりたいことを探していた時、保健所に貼ってあった「ホームヘルパー3級」のポスターにピンと来たのが、介護職に興味を持ったきっかけ。自分が役に立てて、相手の方に喜んでもらえる、これだ!と思いました。
ホームヘルパーとして生活援助を行うところから始まり、今の仕事につながる介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格は、病院に勤務する中で取得しました。

丁寧なヒアリングが大切

利用者に合ったサービスも提供したくて起業

利用者に必要な支援を「ケアプラン」としてまとめるケアマネジャーの仕事にやりがいを感じつつも、徐々に、組織に所属して働くことの限界を感じるようになりました。プラン作成の際、どうしても所属する法人のサービスを意識せざるを得ないんです。何の縛りもなく、利用者に合ったサービスを提案したい。それが起業を決意した理由です。

忙しさはましても起業の満足度は100%!

実際に起業したのは3年後ですが、その間は創業・ベンチャー支援センター埼玉の起業セミナーに通ってモチベーションを維持していました。
起業後は事務作業が増え、仕事は忙しくなりました。経費もかかるので、収入は勤めていたときの方が良いかもしれません。それでも、利用者さん第一で働ける今の環境に大満足しています!

月の前半は事務作業DAY

利用者の困りごとをもっと手助けしたい!

起業して一番大変だったのは税金関係の手続き。起業後すぐに年末調整が来て、慌てて創業・ベンチャー支援センター埼玉に相談に行きました。今は税理士さんと契約していますが、小規模事業者だと、顧問税理士を見つけるのも一苦労という話はよく聞きます。
そうした苦労話などを共有したり、情報交換したりするため、同業仲間と月1回のランチ会を開催しています。仲間がいるのは、本当にありがたいですね。
私の仕事は、土日にアポイントがあることも少なくありません。そのため、半年に1回のプチ旅行と、月1回のゴルフで、意識的に休むように心掛けています。今後は、少しでも多くの困りごとを解決できるよう、事業の拡大も視野に入れて邁進中です!

ご近所の訪問は自転車で♪

教えて!先輩起業家

続けるためのポイントは?
  • 悩み相談や情報交換ができる同業の仲間はとても大切!
  • すべてを抱えず、税理士などのプロの手も上手に借りること。
  • 中古備品や100円ショップを活用し、初期投資を抑えること。

(2020年1月掲載)




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