【創業者紹介】オウムのカフェ FREAK

〜大好きなオウムとふれあえるカフェを開店〜

代表:後藤 成弘(ごとう しげひろ)さん

起業概要

起業 2015年
起業年齢 51歳
起業資金 1,000万円
業務内容 オウムカフェの運営、オウムやインコの生体販売
所在地 川口市
ホームページ https://www.parrot-freak.com/

略歴

  • 機器メーカーで販促営業や生産管理、経理などの部署を担当
  • 51歳:会社の早期退職制度を利用して退職
  • オウムのカフェFREAKを開店

スケジュール

  • 6時00分 起床、iPadにて事務作業
  • 7時00分 開店準備
  • 12時00分 開店、お客様対応等
  • 12時30分 HP、SNSへの投稿作業
  • 14時00分 インコ、オウムの手乗りトレーニング
  • 18時00分 閉店
  • 18時10分 鳥の餌交換と翌日の準備
  • 20時00分 帰宅

小さい頃から鳥が大好き!オウムカフェの開店が夢

オウムのカフェFREAKでは、日頃なかなか接することのできない、中~大型のオウムやインコと触れ合えます。初めてオウムと接する方も安心してオウムの素晴らしさを満喫できます。

オウムはとても頭がよく、「おはよう」以外も「ピザいかがですか?」など人間の言葉を真似してお喋りができます。幼少期に鳥を飼っていた頃から、オウムを含む鳥が好きでした。鳥の飼育からしばらく離れていましたが、40代でオウムを飼い始め、小学生の頃の夢「ペットショップの店員になりたい」という思いがふつふつと蘇ってきました。三つ子の魂百までといいますが、好きなものは年をとっても好きなんですよね。念願だったオウムのカフェをオープンしたのは、51歳。早期退職制度を利用して会社を辞めてから半年後でした。

きっかけは同僚の死。計画的に準備を進めて開業へ

起業を決意したのは身近な同僚の死がきっかけです。自分にもいつ何が起こるかわからないということを実感したとき、自分が本当にやりたいことをやらなければ後悔すると切実に思いました。早期退職制度による退職金を店の開業資金に充てようと考えました。制度を利用できる51歳まで3年程度、会社員として働きながら、起業に向けて動物取扱責任者の資格取得やテナント探しなど、計画的に準備を進めました。お金の不安、未知なる仕事への不安はありましたが、様々なセミナーや本で学び、自分なりの考え方がまとまってきました。お金は貯めるものではなく使うものです。自分が好きなことは知識や情熱があるため、より良いものを作り上げる可能性があります。自分が好きなことを仕事にするのが成功の秘訣と考え、起業へ踏み切ることができました。

好きなことを仕事にする喜び、やりがいを実感する日々

FREAKをオープンしてからは毎日やりがいを感じています。これからも長く働きたいです。会社員のときはそんなふうには思いませんでした(笑)店が休みでもオウムの世話を毎日しなければいけないのは大変ですが、「仕事をしている」という感覚はありません。好きなことなので、苦痛ではありません。肺炎で1週間程度店を閉めていたことがありました。早く復帰したいと心底思いました。病は気からです。自分にとってやりたいことをやっている今は、会社員時代より病気をしなくなりました。

オウムの素晴らしさをもっと多くの方に知ってもらいたい

コロナ禍のペットブームの影響か、遠方から購入の問い合わせがあります。オウムはブリードが難しく、ブリーダーの後継者不足の影響もあって、年々販売数が減ってきています。今後の需給バランスにより生体価格の大幅な値上げも想定され、店を続けていくことに不安もあります。自分にできることは、まずはオウムを愛でてくれるお客様を大切にすること、立派なオウムを販売してくれるブリーダーと良好な関係を築くということです。オウムやインコが犬や猫と同じように、人々に癒しを与えてくれる「コンパニオンアニマル」ということを皆さまに体感してほしいです。オウムやインコの素晴らしさを広めていくことが私の人生の目標です。

教えて!先輩起業家

続けるためのポイントは?
  • 好きなことを仕事にする!好きなことならアイディアも次々と生まれる。
  • 計画的に準備を進めること。お金の準備は特に大切。
  • お客様、ブリーダー、皆さまとの関係を大切にすること。

(2021年7月掲載)




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