【創業者紹介】株式会社ベンチャーウイスキー

〜秩父ならではのウイスキー造りを目指して〜

【特徴】

日本で唯一のウイスキー専業メーカーとして、質の良い水と気候の寒暖差という絶好の環境を備えた「秩父産」のウイスキーを製造しています。

当社のウイスキーの代表作「イチローズモルト」を中心に、多くのファンに応援していただきながら、本物の味や造りを追求してきた結果、世界的なウイスキーコンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」で2年連続 (2017年シングルカスクシングルモルトウイスキー部門、2018年ブレンデッド ウイスキー・リミテッドリリース部門) 世界最高賞を受賞することができました。

一言コメント

代表者の父が経営していた造り酒屋が他社に譲渡され、約20年造り続けた400樽のウイスキーの原酒が廃棄されることとなりました。代表者が必死になって樽の受け入れ先を探したところ「廃棄は業界の損失だ」と樽を預かってくれる会社が現れました。その原酒からウイスキー製造し販売することを目的として2004年に創業しました。お陰様で2005年に初代「イチローズモルト」として販売を開始することができました。

当初はもちろん、無名の銘柄でしたが、ブランド力ではなく味で勝負するべく、1日3~5軒、2年間で延べ2000軒のバーをめぐり、バーテンダーさんを中心に味の評価をいただいて、口コミが広がり徐々にファンを増やすことができました。

2007年に秩父に念願の蒸溜所を設立、2008年に製造免許が下りましたが、ウイスキーは最短でも製造から3年間の熟成期間が必要なことから、資金を調達するために先行して樽ごと購入していただくなどして何とか乗り切ってきた時期もありました。

創業・ベンチャー支援センター埼玉には、創業前(2004年5月のセンター開所2日目)に初めて足を運びました。
創業期には事業の本質的な部分(ウイスキーの製造)に力を入れたい中でも、経理・会計・総務・庶務等バックオフィス業務に時間を割く必要のある場面が多々出てきます。そんな時期に1カ所で適切なアドバイスをもらえたことは、大変効率的で助かりました。

現在は、地元秩父で栽培した大麦を原料に使用した製品や、秩父の素材を使用した樽の製造を検討するなど秩父ならではのウイスキー造りを目指しています。秩父でつくった30年もののウイスキーを飲む日を楽しみに、日々取り組んでおります。

(2018年4月掲載)

企業プロフィール

事業所名 株式会社ベンチャーウイスキー
代表者 肥土伊知郎(あくといちろう)
創業年月 2004年9月
資本金 4,100万円
従業員数 20名
住所 埼玉県秩父市みどりが丘49
TEL 0494-62-4601
URL https://www.facebook.com/ChichibuDistillery
定休日 ―(秩父蒸溜所では、一般見学、商品の販売はしておりません)
営業時間



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